もう今日で配信終わりっていうタイミングですが、
日曜日にやっと観れたので、感想書いておきますね。


凄く良かったです 
配信あって良かったーこれ沢山の人に観てほしいですもんね。
ロンドンで大絶賛だったのもわかるし、アメリカでもやってほしかったと思いました。
最初、ぶっ飛んだ舞台だなぁと思ってたけど、
思ってもみなかった展開で、
途中から、これは重い意味があると気づいて、
野田さんの構成の巧みさと凄さが素晴らしかったです。
言葉遊びで笑いを誘う部分も面白くて秀逸でした。
野田さんは役者もやってて、飄々として笑いをとってて、いい味出してるなぁと思いました。
潤くんも熱演だったー

これタイトルで損してるんじゃないかなぁ、そんな話だとは想像できないもん。
ただの人間模様の話だと思ってたし。
潤くんが「カラマーゾフの兄弟」読んでも読まなくてもって言ってたのもわかる。
そっちじゃないテーマが重要でしたよね。

富太郎(潤くん)が父を殺したという裁判から始まる舞台。
父が俺の女を奪い取ったと。
裁判と、事件の時の再現と、過去の話と、時間が行ったり来たり。

腹違いの3人兄弟、
長男・富太郎は花火師、次男は物理学者、三男は神に仕える人になると。

途中から、これが戦争中の話だというのが見えてきて、
B29に対して竹やりで突く訓練をしていて、
『刺し殺せー、そう叫んでる人が、人殺しの裁判をしている』
というくだりにも、不条理を感じました。

次男はアメリカより先に原爆を作ろうとしてて、
その点火装置を花火師である兄なら作れると頼みこむ。

次男が数式を書いてる場面で、量子物理学の世界を表現するのに、人々がボールを持ってダンスするのも面白い演出でした。

三男が兄の許嫁の家を訪問した時に
グルーシェニカと初めて会うシーン、
長澤まさみちゃんが一瞬で三男からグルーシェニカに入れ替わるところが凄かった
そう来るかー!っていう驚き。
素朴な少年から一瞬で妖艶な“肌の露出の多い職業”のグルーシェニカに。
幕がひらりと被さって5秒くらいだったと思う、凄い早変わり!
ミニの着物で片方の肩と足が露出してて、三男は後ろ姿。
喋り方も全然違って、グルーシェニカのまさみちゃんの迫力凄かったなぁ。

三男が聖書の黙示録の一節を言うところ、
広島に原爆を落とされたとは直接言ってないけど、そういう表現だった。
そして今の舞台は「出島」というのが出てきて長崎なんだと思った。

富太郎とグルーシェニカがお互い好きだと確認しあって絡み合うシーンは色気があってドキドキでした。

次男が作ってる「カミカゼ」をマンハッタンに落とす、
戦争を終わらせるために仕方ないって言うところ、
もし日本のほうが早く開発していたら逆だったかも知れないですよね。

あと足りないのはウラン鉱石と点火装置だと言った時に
富太郎が「俺はこんなことのために花火の巧みを磨いてきたわけじゃない」と。
戦争に火薬が要るからと、火薬を取り上げられて、花火を打ち上げられなくなった富太郎が、爆弾の点火装置を作れるのが自分だけだと言われるのは複雑な気持ちだったでしょうね。

また裁判に戻って、グルーシェニカは特別な火薬の名前だったのではないかという件と、母の遺産の300万円を誰が何に使ったのかというところも、話がいろいろ巡り巡って複雑でした。
何度も「無罪です」と「有罪です」がころころ変わるのが。

そして長崎に原爆が落とされる直前の再現。
飛行機の音と共に「母と暮せば」でも見たリアルな飛行士のセリフで、胸がぎゅーっとなりました。

次男「僕は物理学者になれなかった」
三男「僕はいつか神に仕える人になれるのでしょうか」
って言うセリフが亡くなることを示唆してるようで、とても悲しかったです。

ドーンっていう音と共に人々が停止して空を見上げ茫然とする顔。
次男だけが笑ってたのは何故だろう。先にやられたっていう気持ちからなのかな。
人々が倒れてモノクロの世界に。
富太郎は生き残ったけれど、
次男と三男は死んでしまって、
ここから潤くんの絶望からの長い熱弁、目が潤んでいて汗まみれで圧巻でした。
「俺だけが生かされた。そこに意味はありますか!」という言葉が刺さりました。

カラマーゾフの兄弟を元にしつつ、戦争と原爆に持っていった構成が凄いと思ったし、観た人がいろいろ考えさせられる舞台になったと思います。
構成の複雑さゆえに理解できてないところもあったので、もう1回観たい気分です。
あの芝居を長丁場で演じきった潤くんも凄いと思いました。
生の迫力すごかっただろうなぁ。
潤くんにはこれからも舞台たくさんやってほしいです。

<追記>
3月にWOWOWで放送・配信が決定したので、
見逃した方、まだ見れるチャンスありです!


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