映画「彼らが本気で編むときは、」を観てきたので感想を
斗真くんは本当に可愛らしい女性になりきっていて
細かい仕草ひとつとっても相当研究したんだろうなぁと。
TVのインタビューで編み物をする手つきもいかに綺麗に見えるかとか意識したって言ってたけど、本当にきれいでした
結構いろんな場面で泣きましたねー
隣の女性もすっごい泣いてました。
トランスジェンダーの人の映画ではあるんですけど
母と子のいろんな愛のあり方が描かれた映画でした。

観て良かったなぁーって思える映画なので
たくさんの人に観てほしいなと思います。
春休み映画が次々出てくるので、もう終わりかけかと思いますので
まだの方はお早めに
(以下ストーリーネタバレ込みですのでご注意)
小学生の女の子トモは母親にほったらかしにされてて
食事はコンビニのおにぎりやカップみそ汁。
そんな母親が家出して、おじであるマキオの家に行くんですが
そこにいた恋人のリンコ(斗真くん)がトランスジェンダーで
最初はびっくりするトモだけど
料理が上手なリンコが見た事もないごちそうを作ってくれたり
可愛いキャラ弁に感動したり、抱きしめて慰めてくれたり
本当に女性より女性らしくて優しいリンコに心を許していきます。

一緒に暮らすうちにリンコはトモが可愛くて仕方なくなって
マキオと結婚してトモを養子にしたいと思うように。

ある日リンコとトモがスーパーで買い物してるところを
同級生の男の子カイの母親に見られて
リンコを差別的な目で見たカイの母の言葉に怒ったトモ。

カイの母は「もう2度と遊びに行かないように」などと言い、
でもカイも男の子に恋をして、ラブレターを書いていて
それを母親が見つけて破り捨て、薬を大量に飲んで自殺未遂。
(ここも悲しかった)
カイの母親のように、男の子は男の子らしく、
普通じゃないのは許せない、みたいな親だと
子供はすごくつらいでしょうね。

リンコのお母さんは本当に良いお母さんで
子供として無条件に愛しているから、いつでも味方になってくれるし、応援してくれるんですね。
リンコのお母さんの行動が素晴らしいなって思いました。
回想シーンで中学生の時に水泳や柔道の時間に休んでしまう、
それほど嫌だったんだなぁっていうのは
映画を観るまでは思いもしてなかったし
特に男女の違いが明確にされる学生時代って
とても生きづらいだろうし、つらいでしょうね。
数日前の新聞で自分の性と心が一致しない性同一性障害の人は
男性が約7千人に対して、女性が1万4千人とほぼ2倍もいると
それも意外でびっくりしたんですけど
たぶん制服のスカートはくのも抵抗があるだろうなと思いました。

マキオがトモに「リンコさんのような心の綺麗な人に会ったら
男だとか女だとかどうでもいいんだよ」って言ってましたけど
マキオも素晴らしく心の広い人だなぁって思ったし
そういう人と出会えたリンコは幸せですね。

NHKのハートネットって番組に監督さんが出てた時に
おっしゃってたのですが、アメリカで暮らしてた時は
ジェンダーのカップルや夫婦がごく普通にありふれて生活していて
日本では全然見かけない、肩身が狭い思いで暮らしてるから
もっと日本でも普通にそういう方達が暮らせるようになるといいのにって。

さてある日ひょっこりトモの母親が帰ってきて
トモを引き取りに来ます。
マキオとリンコの家にいたら美味しいもの食べられるし
楽しいし、愛情をいっぱいかけてもらえるし、
トモはここにいたいって言うのかと思ったんだけど
お母さんと暮らすほうを選ぶのね。
どんな母親でもやっぱり実の母親がいいのかー
というか、きっと母がかわいそう、一緒にいてあげなきゃって思ったのかな。
帰るって言った時のリンコの悲しそうな顔に泣きました。

でも姪っ子なんだしこれっきりってわけじゃないから
またしょっちゅう会って可愛がってあげればいいと思うな。

タイトルの「彼らが本気で編むときは、」は
そういうことだったのかーってわかるのですが
これは文字や言葉で私が書いても陳腐になってしまいそうなので
観て感じとってもらいたいなぁと思います。


よかったらランキング応援クリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村 芸能ブログ 男性アイドルグループへ
にほんブログ村

嵐(ジャニーズ) ブログランキングへ