斗真くんの舞台を観るのは初めてだったんですが、
すごく良かったです
kamome

共演者が豪華メンバーですごかったんですよ。
大竹しのぶさん、野村萬斎さん、蒼井優ちゃん、小野武彦さん、浅野和之さん、山崎一さんなどなど、よくぞ集めたなっていう方々で。
斗真くんはいちおう主役扱いなんですけど、出てない時間も多くて
群像劇という感じです。
私はこのチェーホフの「かもめ」は何年も前に
他の方の演出の舞台を一度観てるんですが
その時はポカーンというか、全然良さがわからなくて。
だけど今回、KERAさんの演出が面白くて
役者のパワーがすごく感じられる舞台になってました。
そして斗真くんの表現力の豊かさが凄いなって思いました。
しのぶさんもパワフルだったし、優ちゃんの熱演もすごかった。
私は2回観たいって思った舞台って今までそんなに無いんですけど
これは2回観たいって思うほどでした。
それほど斗真くんの演技に引き込まれました。

斗真くん演じる作家志望のトレープレフは
女優志望のニーナ(優ちゃん)に恋をしていて、
出だしの青年っぽい部分はほんと可愛くって、
トレープレフの書いた前衛的な芝居をニーナが演じるところは
めちゃくちゃおかしくて笑えて。
この時、端っこからトレープレフがニーナに芝居のジェスチャーを
教えてるんでしょうけど、一緒になってやってるところが
ほんと可愛くて面白かった!

しかしニーナは他の作家のトリゴーリンのことが好きになり
トレープレフが銃で自殺未遂して頭に包帯を巻いてる場面では
すごく暗くて沈んでるんだけど、
母親(しのぶさん)に「包帯を替えてくれないかな」って言ってから
母親に甘えるというか、そういう感情の出し方が
斗真くんさすがだなぁと思いました。
言い合いになって、抱きついて泣いたり、
仲直りに手にチュチュチュチュってキスするところなんかは
また可愛かったし。

さらに時がたって今度はメガネをかけて、煙草も吸い、
すっかり大人の作家になっていて、
でもほとんどうつむいてるっていう覇気のない様子。
嵐の夜、長いこと会ってなかったニーナが現われて
誰にも見られたくないから鍵を閉めてってニーナが言って
ドアを開けたり閉めたりうろたえながら「鍵がない!」って
言ってるとこは笑えたりなんかして。
深刻なシーンでもこんなふうに笑えることがちょこちょこあって。
ニーナが戻ってきたと思ったのに、そうではなく、また出ていって、
悲しさで、書いた原稿を全部びりびりに破ってるとこは
放心状態って感じで。

そしてドアの外へ消えていって、銃声がなって、
直接的に自殺した場面は見えないんですが
その終わり方が以前観た時はあまりにもあっけなくて
え?ここで終わりなの?って、とても不完全燃焼だったのが
KERAさんの演出では掻き乱されるような音楽と
母親の不安な顔にピンスポットが当たって、
何とも言えない心乱される最後で、良かったです。

最初の可愛い斗真くん、途中の苦悩の中にいる斗真くん、
最後の絶望の中の斗真くん、いろんな表情が見られて
実に見応えありました。
いや、ほんと素晴らしい役者ですわ。
ますます、この人の芝居をもっと観たいなぁって思ったし
もっと舞台の仕事してほしいなぁ。

舞台ってやっぱり生で近くで感じられるのがいいですね。
それにドラマや映画とはまた全然違いますもんね、演じ方が。
オーバーリアクションで発声の仕方とかも違うから
しのぶさんや優ちゃんも普段との違いにびっくりしました。


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