もうね後半、えーっえーっって予想外な事の連続で
全く想像もできない、まさに東野圭吾だなっていう話の展開でした

東野圭吾作「容疑者Xの献身」観た時と同じような感覚っていうか、
あれも後半、予想もしてなかった事実が次々と展開して最後号泣、
って感じでしたが、まさにそんな感じで。

何度か途中で涙して、最後はボロ泣きでした

この後、ネタバレありますので、映画観てない方は
絶対に読まないように




帰ってからすぐパンフと封印してた雑誌も読みあさったので、
それもまじえて書きますね。

「プラチナデータ」って言うところ、パンフで脚本家の浜田さんが
「ここすごく迷ったんですよ。通常、映画で主人公がタイトルを
言うってないでしょう。トム・クルーズが映画の冒頭、自分で
「ミッション・インポッシブル」って言ったら、正直、引きますよね(笑)
それを二宮さんはああいう風にしてくれた。(略)本当にすごいなと。」
トム・クルーズのたとえ、笑ったなぁ、確かにそうだわ。
それを「キャー」って言わせるほどのニノちゃんはさすがですね

前半の逃走シーンのアクションは凄かったですね。
「ピクトアップ」でプロデューサーが
「危険なアクションも本人が全部やってて
しかもギリギリを狙う、車にぶつかりそうなシーンも
ギリギリまで逃げない。あれは怖かった。
たぶんどこから狙っていて、どう写ってるのかを分かってるんでしょうね。
若い頃からずっとカメラの前に立ってるから」と語ってますが
ニノちゃんの身体能力の凄さが出てましたよね。

そうそう、逃げてる時の神楽の髪の乱れ具合、
特に山梨の蓼科兄弟の別荘でPCカタカタ打ってる時とか
めっちゃ好き(急にミーハー発言)

トンネルでの爆発シーンで呆然として膝をついてしまう浅間の
リアクションはアドリブだったんですね。(パンフより)
そこは監督もニノちゃんも心打たれたとか。

まず泣いたのは浅間が神楽の故郷を訪ねて
父親の自殺の理由がわかったところ

そして次はスタジアムで浅間と神楽が対面して、
浅間がリュウと早樹の関係を語り、
神楽が15歳で研究室に来て早樹と出会った頃の写真を
見せたら、リュウに変わったところも涙

ここ、写真を見た後のセリフについてですが
「FLIX」では大友監督が「ニノくんと僕以外、周囲のスタッフは皆、
そのアドリブの意味に最初は気づかなかった。
一瞬何のことだか分からなくなるセリフなんですよ」とあり、
「+act」では「写真を見た瞬間に神楽の中で
わっと溢れ出す感情がある。そこで最初にどんな言葉を言うのか?
このセリフがね・・・脚本上、死ぬほど難しかったんです。
当然、彼といろんな話をして直前までいろいろ検討してるんです。
出てきたセリフが・・・これはね、普通の文脈だけだと
『は?ちょっと待って』となるんです。相手のセリフに応えてないし。
あのセリフを聞いて・・・俺は一瞬にして背筋が震えたんだよね」
っていう重要なシーンなんですけど、
たしか「どっちだと思う?」って言ったんですよね・・・
ここは心して2回目観てちゃんと確認してこなきゃなって思います。

プラチナデータは全国民のDNAデータが入ってる管理システム
のことだとばかり思っていたけど、実はそうじゃなくて、
本当のプラチナデータは違うものだった・・・

そして真犯人として画面上に現れたのは思いもしなかった人物。
これはショックだったなぁ・・・

その真犯人を浅間から送られた画像で見ていた神楽が
許せない思いで、真犯人の所に行って射殺した、と思ったのですが
そんな単純な事ではなかった・・・
2人きりの部屋でのやりとりが後になって出てきますが
彼女は恐ろしいことを企んでいて、
彼女のほうが銃を出してリュウを殺そうとしてた・・・
そのことを後日、リュウのアトリエに浅間が訪れて
真実を知るところが、すごく悲しくて、もうボロ泣きでした
大友監督が「神楽として始まり、途中でリュウに変わっていく、
二宮くんの真骨頂でしょうね」とパンフで語ってますが
ここは本当にニノちゃんの演技力の凄さを見せつけられましたね。

パンフ読むと、原作では水上教授は男性なんですね(゚ロ゚;)
大友監督が「企みを阻止するため、人類の未来のために
「母親」に手をかける、ある意味、壮大な親離れの物語といえるのかも
知れませんね」と語ってますが、これは映画ならではのオリジナルって
ことなんですね。そこはすごく重要な部分だと思ったので、
そこが違うとまるでニュアンスが変わってきそうで、
ちょっと原作はどうなんだろうって早く読みたくなりました。

そして交代人格がリュウではなく神楽のほうだったなんて(゚ロ゚;)

ニノちゃんの変貌は凄く上手かったし、
特にリュウの時の雰囲気がすごく良かったです。

そして浅間は豊川さんで良かったなーってほんと思った。
すごく温かさが滲みでてるっていうか、いい味持ってましたよね。

ラストがあんな終わり方っていうのが、また予想外だったし泣けました
予告編でよく流れてるシーンね、そこが最後だとは思わなかった。
ニノちゃんが監督と電話で2時間話したっていうのは
それだったのかな。
あえて最後まで見せなくていいっていう、
そこでか!っていう余韻を持たせて、さらに悲しみ倍増っていうか

「FLIX」のニノちゃんインタビューでこう語ってます。
「ただ関係を持つ・・・いや、関係を持つ場合、本当は“ただ”ということも
ないんだけど、今回の役に関しては、一線を越えちゃっても、
ただキスしちゃっても、なんか勿体ないかなと思ったんだよね。
何かが生まれる瞬間っていうのは、たぶんそうじゃない。
一線を越えようって心の中で思った時のほうがむしろ、
“生まれる瞬間”であって、その取っ掛かりさえ伝われば、
それが今回の正解じゃないかなって思ったんです」


とにかく上の雑誌インタビューを読んだら、もう1回観て
確認したい所がいっぱい出てきたので、2回目も楽しみです

また皆さんの感想もぜひコメントに書き込んで下さいね

<後日追記>
最初にさすが東野圭吾っていう思いで書きましたが、
あれから原作読み終えて、原作とかなり変わってる事がわかり、
これは大友監督と脚本家さんが素晴らしかったんだなと気づきました。
宣伝や公式HPで東野さんがおっしゃっている、
「今回の映画でプラチナデータは確実に進化しました」という言葉が
まさにあてはまっていると思います。
そのことはまた別記事で書きます。
映画「プラチナデータ」原作本とどう違うか

★原作本→プラチナデータ (幻冬舎文庫)
★サントラ盤→映画「プラチナデータ」オリジナルサウンドトラック

<参考雑誌>
+act. (プラスアクト)―visual movie magazine 2013年 03月号 [雑誌]
FLIX(フリックス)2013年4月号

「FLIX」次号に「母性」をキーワードとする封印トークが
倍の文字数をさいて公開後に掲載って書いてあるので、
これは読まなきゃなぁ・・・
Amazon→FLIX(フリックス)2013年6月号


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