新しい展開があったものの、ショックな事もいろいろとあった回でしたね。
【'13 冬 東京】
卓巳がタケルと対面。タケルが突然倒れる。
病室で「しばらくまた入院になるよ」と医師に言われるタケル。
タケル「突然、どうして私に?」
卓巳「実は幼い頃、あなたの両親を見た記憶が何度も
フラッシュバックするんです」
タケル「え?」
卓巳「一度会った事もあります。小学校の時、遊園地で迷子になった時、
案内所まで連れて行ってくれたのが、あなたのご両親でした。
その時、父は言いました。あなたのご両親のことは知らないと。
後で分かったんですが父は斉藤けんじさんと同級生でした。
しかもかつてのあなたの主治医でもあった」
タケル「あの・・・それで私に何を?」
卓巳「僕は真実が知りたいんです。」
タケル「そう言われても・・・ずっと昔のことですから。
お父様には直接お聞きになったのですか?」
卓巳「父は私を殺そうとしたのかも知れないんです」


かつて雪代が診ていた杏子ちゃんが急性骨髄性白血病で訪れる。
余命半年と言われたと。

古牧の細胞リプログラミングの研究室。
助手が今すぐ発表しましょうと言うが
古牧は「もう1回、検証実験するべきだ。そうしたら完了する。
発表は2か月後だ」

【'13 冬 東京】
居酒屋で卓巳と父。
卓巳「大事な話があるって言ったよね。子供の頃から何度も
フラッシュバックする記憶があるんだ。
ストレッチャーにのせられて、どこかに向かってる。
鼻歌が聴こえてくる。
その途中、男と女が俺の事を冷たい視線で見てる。
殺される・・・
中学生の頃、その男と女が誰だか分かった。斉藤けんじと仁美」
父「あーあの斉藤さんか。息子さんの主治医だったんだよ」
卓巳、机をバンっと叩き、血の繋がりが無い証明書を父に。
卓巳「オレ、誰の子なの?子供の時、何があったの?」
父「俺と母さんはずっと子供が欲しかった。だから里親に応募した。
黙っていたことは謝る。いつか話さなきゃって思ってた。
いいか、俺達は親子だ。ちゃんと話すべきだったな。
すまなかったな、卓巳」

はぐらかしてますね、お父さん。卓巳も納得できない顔。

杏子ちゃんに臍帯血移植しようと提案。
しかし杏子は「どうせ治らないのよ。友達も死んだ。
この5年間、2週間ごとに輸血に通って、
ずっといろんな事を我慢して、あきらめて生きてきた。
治療はもう受けたくない。」と拒否する。
卓巳は坂崎さんの部屋を訪れ「お願いがあるんです」と切り出す。

【'00 冬 NY】
高木「大森さんに救われました」
大森「私の全てを奪った、あの患者の家族を地獄に落としてくれないか。
私は医者を辞めた。来月、日本の帝都大に行く。
向こうの大学の交換研究員制度で20年ぶりの日本だ。」
高木「逃げるんですか」
大森「逃げてなぜ悪い」


卓巳は杏子ちゃんを坂崎さんの部屋に連れて行き
スターティングノートの話をする。
しかし「そんなの意味ない」って言う杏子ちゃん。
坂崎はもう2冊目だと言い「私はまだやりたいことが、いっぱいある!
だから生きたい!あなたは死ぬのが怖い、その恐怖に負けてるだけなのよ」 泣く杏子ちゃん。

【'13 冬 東京】
歩美の後をつけてくる人影。
振り返ると逃げて行った。


雪代に託してみようと思った杏子はスターティングノートをつけ始める。

【'13 冬 東京】
タケオを抱っこして連れて行く雪代。
元夫「たった一人でどうやって育てられるんだ」
雪代「母親は私よ。覚悟は決めてるわ」


坂崎さんと杏子ちゃんはどんどん仲良くなっていた。
「ケーキ屋のデザイン、たえさんにしてもらいたいな」
坂崎さんの心臓細胞培養が完了。近々、手術することに。

【'94 秋 東京】
喫茶店で古牧と男が話している。
男「長野国立大のアイタニ先生と一流の研究者と共同で研究を
行いたいと思ってます。私の研究は多くの研究に応用が可能です」
古牧「お断りします。私は誰の手も借りるつもりはない」
「残念ですね」と言った男の顔が映った、斉藤だ~!
古牧「ひとつ聞いておきたい。かつてあなたの発表した研究は
画期的だ。でも論文を読む限り、重要な点において解析が不明瞭だ」
斉藤「ここだけの話、偶然の産物から生まれたからですよ」
古牧「予期しない研究の成果ということか」
斉藤「ですから偶然の産物なんです」


古牧がPCで文字を打っている。
『聡史の臍帯血を徐核卵子に移植。10か月後、聡史が生まれ・・・』
“クローン”の文字がアップに。
ここ衝撃的でしたねーやっぱりやってしまったんですね、小牧先生。

【'13 冬 東京】
冒頭の続き。
タケル「ひとつだけ忘れられない記憶があります。
私は母に殺されかけた。私の母が私の手を繋いで、
病院の屋上の縁に立っていた記憶がある。
その時、駆けつけて助けてくれたのが波多野先生ですよ」
タケルの腕の点状出血を見つける卓巳。
タケル「ずっとつきあってきた病気ですから。
私は再生不良性貧血。余命1年ですから」

ここもショックでしたね・・・

坂崎さんが危機状態に。心臓マッサージをする卓巳。
あぁ坂崎さん何とか助かってほしい!

そして予告の過去映像で、センター長と思われる男性に
「波多野卓巳くんの手術をやって」と頼んでる女性、誰?
斉藤仁美