昨日、森田剛くんの舞台「金閣寺」凱旋公演を観てきましたが
いやぁ~昨年観た時よりもさらに感動しました
凄い舞台だなぁーって前より一層強くそう思いました。
友達と「自分のあまりの記憶力の無さに愕然としたわ」って
お互い言い合ってたんですけど(苦笑)
1年もたつと結構忘れてて、また新しいものを観た感じ。
だけど初めて観た時には絶対気づかなかったことが
2回観たことによって分かることもあるわけで、
さらに違うところで涙出てくるんですよね。
その後の展開が分かってるからこそ、明るい場面で泣けてしまう
っていうのもあるし、この時本当はどんな気持ちだったかとか・・・
ちょっと最初観た時は難解だったことも2回観たことによって、
より人間の心の闇とか、心理状態とか、苦悩の深さとかを
感じることができました。

もし「金閣寺」って何か固そうだし観ようか観るまいか
悩んでる方がこれを読んでらっしゃったら、
私は声を大にして断言しますが
絶対観て下さいじゃないと後悔します

パンフも新しく変わってました!
前は公演前に作ったものでしたが、今回は舞台の写真が
たくさん載ってて、さらにニューヨーク公演のことも書かれていますし
役者インタビューもNY公演を経てのコメントになっているので
また買いです。

パンフ読んで、舞台がさらに凄くなっていたのを確信できたし
その訳が分かりました。
ほとんどの役者がNY公演を経て変わったとおっしゃってます。
剛くんは「作品も絶対変化すると思うし、僕が演じる溝口も
前にやっていた溝口とは全然違ったものになるでしょうね。
そしてこのメンバーなら絶対に前よりもいいものになる自信が
あります」
大東くんも初演ではまだまだ分からないことが多かったし
ギャップを感じていたのが、NY公演を経てから
「自分の中にすんなり入ってくるようになった。
考えることに必死だったのが感じることができるように
なった。理解するんじゃなく、その感覚を味わえるように
なったら、役の感じ方が変わりました」
高岡くんも「前とは違う部分を感じたというか、あの世界に
気持ちが入りやすくなっていて、だから今回の公演でも
またこれまでにはない、何かが出てくるんじゃないかと
思っています」と語っています。
中越典子さんが剛くんの凄さを語って下さってるのも必見です。

そして一緒に観た3人ともが、変わってたよね?って
言い合ったのはラスト。
以下、ネタバレありますので、これから舞台を観る方は
読まないで下さい。





ラストシーンの間がすごく長くなっていた気がします。
「生きよう」って言った後に、前は笑った記憶がないんですけど
今回は笑っていました。かなり長い余韻に感じました。

剛くん自身はパンフの中でも「自分の中ではどう考えても
あの場面では逆に死にたくなるんですよ。あそこは一番難しい」
と語っていますが、私もそう思うんです。
耐えられなくて死ぬ事を選ぶんじゃないかと。
その前に主人公があてもなくふらっと旅に出て、
電車の中で、今までの辛かったこと悲しかったことが走馬灯のように
次々と現れてくるんですけど、そこがもう辛すぎて。
でも溝口は金閣寺を燃やすことで自分の外界と内界の扉の鍵を
開け放ち、強く生きようって思う、そこが強い人間なのでしょうね。
やったことは褒められませんが、彼が自殺を選ばなくて良かった。
(実際に起きた金閣寺放火犯はその後、自殺をしようとしたそうです)

金閣が燃えてることを表わすオレンジの光が前よりも
すごく眩しく感じて、観てて涙が出たほど・・・

どれほど斬新で衝撃的な舞台だったかというのは
私が昨年観た時の感想を読んでいただけたらと思います。
森田剛『金閣寺』舞台感想

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